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How to match a shirt with tie Eton

シャツとネクタイの組み合わせ

Style Guide

By: Jonathan Ulenius
7 min

「ネクタイはファッションの中で決まるの ? 」

「ネクタイはファッションの中で決まるの ? 」影響力のある業界ニュースサイト「ビジネス・オブ・ファッション」の創設者兼CEOであるイムラン・アメッドが出した疑問は、ミラノファッションウィークのランウェイ内外で多数のネクタイの着こなしを観察した彼のニュースレターに端を発します。

しかし、アメッド氏が言うように、このネクタイが一般大衆の普段使いの衣服として再び普及することはないでしょう。しかし、少しの個性を取り込んだ着こなしは素晴らしいことです。あるいは、アメッド氏の上品な表現を借りれば、「カジュアルにネクタイを締めるだけでは、かなりパンクな時代だ」とも。

久しぶりにシャツとネクタイの着こなしを楽しみたい、あるいはネクタイの結び方を学びたい――そんなあなたに、クリエイティブ担当責任者のリチャード・アンダーソンがおすすめのヒントを教えてくれます。


色とパターンを理解する

シャツをネクタイと合わせる際は、まず色を意識する必要があります。Etonでは、配色全体に「赤い糸」と呼ばれる統一感のあるテーマを取り入れたアンサンブルを採用しています。この例では、いくつかのパターンを組み合わせています。青や白など、2~3色に絞った色調を選ぶことが重要です。様々な柄の色をうまく取り入れれば、圧倒的な効果が期待できます。2色だけにこだわることで、「赤い糸」が透けて見え、多様なパターンの中にもまとまりが生まれます。

異なる柄をスタイリングする際の重要なポイントは、その尺度です。この例では、ハウンドトゥース柄の小さなシャツに、メダリオン柄の大きなネクタイを合わせました。ブルーとホワイトのポケットチーフに、ペイズリー柄の大きめのデザインを施しました。最後に、ピンストライプ柄のスーツがアンサンブルをつなぎ、絶妙なバランスのパターンが完成します。

この原則を忠実に守りながら、2~3色の色合いを保つことが全体の印象を決定します。パターンを自由に試すことができます。たとえば、シャツと同じ柄のネクタイでも、異なる尺度で着ていると馴染む一方で、存在感が増してしまいます。すると今度はネクタイが弾む。

model houndstooth shirt and patterned tie
model houndstooth shirt and patterned tie

テクスチャの使用

次に、色や柄と同様に大切なことはテクスチャです。

ソリッドカラーの着こなしでは控えめな印象になるが、よく見ると立体的な色合いのチェック柄シャツにヘビーグレナディン織りネクタイを合わせている。そのテクスチャが面白い表情を生み出します。重量感のあるヘリンボーン柄のジャケットを合わせることで、さらに層が増し、テクスチャがダイナミックに織りなすすっきりとした色調のアンサンブルが完成します。

grenadine green tie
green grenadine tie styled on model
green grenadine tie styled on model

シーンに合った正しいネクタイ

シャツとネクタイを選ぶ際は、イベントの有無を重要視します。イベントに合った服装を選ぶことが重要です。基本的なガイドラインは次のとおりです。

  • 結婚式や面接などフォーマルなイベントなら、ソリッドカラーのシャツにコンサバなネクタイを合わせるスタイルがおすすめ

  • 友人との夜のお出かけなど、カジュアルなイベントに。自由な発想でネクタイ選びをお楽しみください。「デニムとネクタイは一緒に着られる?」という質問をよくいただきますが、その答えは間違いなくイエスです。ポイントは正しいネクタイ選び。ニットタイのような厚手の生地がいいでしょう。ストライプ柄はデニムとの相性が抜群で、横縞や斜めのストライプを入れたクラシックなフランネルネクタイとも相性抜群です。

  • 着こなしにネクタイを取り入れる際は、これらのヒントを参考にしてください。