Etonは、一世紀近くにわたり培われた職人の技と、品質とスタイルに対する揺るぎないこだわりの上に立っています。その想いは、すべての商品に受け継がれています。世界恐慌のさなかに誕生したEtonの歩みは、シャツを極めるということに徹底的にこだわり続けることから始まりました。Etonは、自らの名を確立し、新たな意味を与え、そして業界の革新へと、常に未知の領域への挑戦を続けてきました。
Etonには自信をもって困難を乗り越え、チャンスをつかみ、ビジョンを形にする力があります。Etonはこれまでの歴史をもとに、一途な想いと、予測できない未来に挑戦する大胆な姿勢で、新しい目標に向かって進んでいきます。
1928年
いとこ同士であるAnnie PetterssonとFebe Lidarが、スウェーデンの歴史ある繊維産業地域、ボロース郊外のGånghesterにある小さな工房でドレスの縫製を開始。当初の社名はLidar & Petterssonだった。
1931年
その後、Annie PetterssonとDavid Petterssonが経営を引き継ぎ、社名をSyfabriken Special(特殊縫製工場)に改称。
1933年
Gånghesterで土地を取得。この地はEtonの本社として現在に至る。
1937年
紳士シャツへの特化が顕著となり、他ブランドへのサプライヤーとして、また独自の販売チャネルを通じて事業を展開。
1945年
AnnieがEtonの哲学となる一文を発表。これは現在に至るまで当社の行動のすべてにインスピレーションを与えている。
「完全に満足できるシャツ以外は絶対にお客様に提供しない」
1946年
ポプリンシャツを中心に、シャツに特化した事業展開という戦略的決断を下す。
1948年
AnnieとDavidの息子であるRune DavidsonとArne Davidsonが、インスピレーションの宝庫であるイングランドへの旅に出発。この旅で、物語をもつEtonという町に辿り着く。その魅惑的な歴史に魅せられた二人は、スウェーデンに帰るとその名を持つ新たな商品を開発した。
それがEtonシャツである。
1950年
「Etonシャツ」の成功により、Etonを正式な社名として採用。
1954年
Gånghesterの本社内に新工場を建設。この工場は現在に至るまでEtonの事業の中心地となっている。
1955年
紳士服の中心地であるロンドンの高級小売店を皮切りに、スウェーデン以外にも事業展開を開始。北欧、ドイツ、フランスに順次進出。
1963年
生地の非効率な取り扱いを受け、創設者DavidとAnnieの息子であるInge Davidsonが自動組立ラインの作成に乗り出す。この革新はEtonの競争力を高めるだけでなく、服飾業界全体に革命を起こした。
1972年
徐々に事業を拡大し、さまざまな市場やサプライヤーとの長期的なパートナーシップを新たに確立、将来の成功に向けた基盤を築いた。
1979年
メンズシャツだけでなく、品質とデザインに徹底的にこだわったレディースシャツのデザインという新しい試みを開始。レディースラインは10年にわたって生産され、豊かなパターンやプリントの遺産は今も新しいコレクションに影響を与えている。
1984年
スウェーデンを代表するシャツブランドとしてEtonを確立するという、大胆な新計画を立ち上げる。Etonのシャツは、ヨーロッパの高級デパートの多くで間もなく登場することとなった。新たなスローガンも始動。
「これほど丁寧に縫製されたシャツはありません」
1990年
Etonを最も象徴するシャツが誕生。シャープでしわがつきにくいこのドレスシャツは、耐久性、美しい光沢感、そして柔らかな落ち感で知られるEtonのシグネチャーツイル生地が採用された。
1991年
圧倒的な上品さをまとう襟の折り返しが特徴のドレスシャツカラーが登場。製法には芯材を含む7つの工程があり、高温で二重に接着することで他にはない品質を実現した。
1992年
初のしわがつきにくい綿シャツ、Eton Etastarを開発。他のシャツに勝るとも劣らない高級感を実現し、仕上げ加工を施すことで生地の光沢感と耐久性を高めた。ハロッズはこの新製品をいち早く販売し、歴史あるデパートがこのシャツ初の広告キャンペーンを開始するきっかけを作った。
1994年
エリザベス・テイラーエイズ基金にシャツのデザインを寄付。レオナルド・ディカプリオやトム・ハンクスを始めとする著名人がアカデミー賞授賞式でEtonを着用し、注目を集める。サックス・フィフス・アベニューやニーマン・マーカスを始めとする名門デパートでもその存在感を拡大した。
2010年
マンハッタンのアッパーイーストサイドを含む旗艦店を次々にオープン。ストックホルムとロンドンにも専門店を開設。
2013年
専門オンライン旗艦店「etonshirts.com」を開設。
2018年
世界初の折り目がつきにくいフランネルを発表。柔らかく起毛性に優れながら、確実なしわ耐性を実現した。さらに、しわ耐性リネンを飛躍的に進歩させ、リネンの自然なしわのつきやすさに対して驚異的な成果を達成した。
Etonにおける未来に向けたコミットメントの一環として、初のサステナビリティレポートを発表。透明性を確保し進捗を記録するため、これ以降毎年報告書を発表することとなった。
2019年
独自性の高いシルエットの襟が特徴のEtonポロシャツが新登場。リラックス感のあるバスケット織りのピケ生地で、なめらかで軽い肌触りを特徴とした。
2020年
シャツの品質と耐久性の維持と共に、サプライヤーとのパートナーシップに対する革新的なアプローチについて、新たなサステナビリティ目標を打ち出す。その中で、Etonは2025年までにオーガニック綿の使用率100%以上、2035年までに気候中立の実現を目指すことを示した。
2021年
日本と韓国でコレクションを発表、Etonの代名詞である職人の技と品質を新たな市場に展開。
2024年
Etonは未来に向かって進みながら、受け継がれる職人の技と品質へのこだわりを、ブランドとして、そして企業としての革新と卓越性を追求する基盤として変わらず持ち続けている。
Etonの全貌と歴史、品質への揺るぎないこだわり、そして大胆な未来像については、Etonの企業サイトで詳しくご覧ください。1928年から続く職人の技へのこだわりが、いかにEtonというブランドと、私たちが生み出す製品の本質を作り上げてきたかをご紹介しています。Etonの歩みや、現代を生きる男性が自信とスタイルをまとうためにEtonがどのようにお手伝いしているかについて、詳しくは下記リンクをクリックしてください。